■傷病鳥獣をみつけたら?
⇒動けなくなっている鳥や、ケガをした鳥を見つけた場合は、「野生動物救護獣医師」がいる動物病院へお問合せください。
(R6.1.11現在)
※お問合せの際は、いつ、どこで見つけたのか、どのような特徴の鳥か、どのような状態か( 翼をケガしている、うずくまって立てないなど) を答える準備しておきましょう。鳥の種類や動物病院の状況によっては受け入れができない場合もあります。
⇒近くに野生動物救護獣医師がいる動物病院がない場合は、鳥獣管理を担当する機関( 環境省/沖縄県自然保護課) や自治体へお問合せください。また土日で各機関へ連絡がつかない場合は、漫湖水鳥・湿地センターへお問い合わせください。
・沖縄県環境部自然保護課 TEL:098-866-2243
・環境省沖縄奄美自然環境事務所 TEL:098-836-6400
・漫湖水鳥・湿地センター TEL:098-840-5121
■傷病鳥獣の対応について
漫湖水鳥・湿地センターにも、「ケガをした鳥を見つけた」「鳥のヒナが落ちているので助けてあげてほしい」といった問い合わせを受けることがありますが、センターではこうした傷病鳥獣の救護・保護は行っていません。
沖縄県の「傷病鳥獣救護事業」のウェブサイトでは、ケガをした鳥を見つけた時の対応や考え方について紹介されています。
・傷ついた野生鳥獣を見つけたら (沖縄県)
https://www.pref.okinawa.jp/site/kankyo/shizen/hogo/kizutuita_yaseityoujyuu_mituketara.html
・保護する前、保護する時の注意点 (すずめっ子クラブ)
http://sparrow-club.ddo.jp/annex/wiki/
■傷病鳥獣救護事業の対象となる生き物は?
私たちの暮らしのすぐそばには、野鳥をはじめ様々な野生生物が暮らしています。生態系は野生生物の生と死によって成り立っており、自然界における怪我や病気などによる鳥獣の死骸も生態系の重要な一要素です。しかし、人間の生活が影響して事故にあったり、壁に衝突したりして怪我や命を落としてしまう野生生物もいます。このように、人為的な影響で怪我をしてしまい、救護・保護が必要な野生生物が対象となります。
※所有者のある鳥獣、のら犬・のら猫、海棲哺乳類、外来鳥獣(ドバト、インコ類、タイワンシロガシラ 等)は対象外となります。
■死亡した野鳥をみつけたら?
野鳥は、いろいろな原因で死亡しますが、さまざまな病原菌を持っている場合があるので、触らずにそのままにして置いてください。もし、ご自宅の庭等で死亡している野鳥を処理する場合は、素手で触らずに一般廃棄物(燃えるゴミ)として処理してください。
複数の野鳥が同時に死んでいる場合は、ウイルス等に感染している可能性があります。その場合は、速やかに鳥獣管理を担当する機関( 沖縄県自然保護課/環境省) や自治体へお問合せください。
■地面に落ちたヒナをみつけたら?
また「鳥のヒナが落ちている!」という問合せは野鳥の子育てシーズンの4 ~ 7 月にかけて数多く寄せられます。この時期には、飛ぶ力が不十分なヒナが地面にいるのは多くみられます。
ほとんどの場合は拾って保護する必要がありません。餌を探すために一時姿が見えなくても親鳥は必ず戻って世話をします。逆に、人がヒナを手に取ることや人がそばにいることで親鳥が近寄れません。
近くにネコ・カラスなどがいたら、近くの木の枝先など、ネコなどが近寄れない安全な所に移してください。巣が落ちていた場合は、カップ麺の容器・箱などに落ちていた巣を入れ、簡易巣として元の巣の近くに取り付けて、ヒナを中に戻してください。
※簡易巣の作り方(すずめっ子クラブWiki)
詳しく知りたい方は、日本野鳥の会の鳥の子育て応援キャンペーンのウェブサイトをご覧ください。
・ヒナを見つけた
https://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/hina-can/find_hina/
※巣立ち後のヒナ(イソヒヨドリ)。拾って家に持ち帰らず、そっとしてあげましょう。