日本は、1980年にラムサール条約に加入し、釧路湿原を国内最初のラムサール条約湿地に登録しました。その後1993年には釧路市で「第5回締約国会議」というラムサール条約の重要な国際会議が開催され、ラムサール条約とその意義などが広く知られるきっかけとなりました。
ラムサール条約への加入以来、日本国内のラムサール条約湿地は増えています。2012年8月時点の国内の条約湿地は合計46箇所、面積137,968ヘクタールです。ラムサール条約の歴史と同じように、当初は水鳥の生息地として重要な湿地に着目して登録が進められてきましたが、近年では鳥類以外の爬虫類、魚類、昆虫類の希少な生物の生息地や地下水系やサンゴ礁などの様々なタイプの湿地も登録されています。
参考としたウェブサイト
- 環境省 ラムサール条約と登録湿地 日本の条約湿地 https://www.env.go.jp/nature/ramsar/conv/RamsarSites_in_Japan.html
ラムサール条約登録湿地 ビジターセンター等のリンク
日本各地にあるラムサール条約登録湿地の中には水鳥・湿地センターのようなビジターセンターや観察施設が整備されている場所があります。ここでは主な施設のウェブサイトを紹介します。
- 宮島沼水鳥・湿地センター (北海道美唄市 宮島沼) https://www.city.bibai.hokkaido.jp/site/miyajimanuma/848.html
- 濤沸湖水鳥・湿地センター (北海道網走市 濤沸湖) https://visit-abashiri.jp/culture/2dd480add729785093c44457657c581ebb124c19.html
- 根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター (北海道根室市 風蓮湖・春国岱) http://www.marimo.or.jp/~nemu_nc/workn/
- 霧多布湿原センター (北海道 厚岸郡浜中町 霧多布湿原) https://www.kiritappu.or.jp/center/
- 厚岸水鳥観察館 (北海道 厚岸郡厚岸町 厚岸湖別寒辺牛川) http://www.akkeshi-bekanbeushi.com/
- 宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター (宮城県栗原市 伊豆沼・内沼)https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/sizenhogo/sanc.html
- 佐潟水鳥・湿地センター (新潟県新潟市 佐潟) https://www.city.niigata.lg.jp/nishi/shisetsu/yoka/sakatashicchi.html
- 谷津干潟自然観察センター (千葉県習志野市 谷津干潟)https://www.seibu-la.co.jp/yatsuhigata/
- 加賀市鴨池観察館 (石川県加賀市 片野鴨池) https://www.city.kaga.ishikawa.jp/soshiki/sangyoshinkou/kankyo/katanokamoike/1856.html
- 藤前干潟 稲永ビジターセンター/藤前活動センター (愛知県名古屋市 藤前干潟) http://chubu.env.go.jp/wildlife/fujimae/index.html
http://fujimae.org/ - 湖北野鳥センター/琵琶湖水鳥・湿地センター (滋賀県長浜市 琵琶湖) http://www.biwa.ne.jp/~nio/
- 米子水鳥公園 (鳥取県米子市 中海) http://www.yonago-mizutori.com/