概要
- 期日:2010年7月17日(土)~18日(日)
- 参加団体:漫湖KODOMOラムサールエコクラブ、久米島ホタルの会(久米島ホタレンジャー)、石垣市立名蔵小学校、座間味村立阿嘉小学校
- 会場:漫湖水鳥・湿地センター(豊見城市)、沖縄国際ユースホステル(那覇市)
- 主催:漫湖水鳥・湿地センター管理運営協議会
- 後援:沖縄県教育委員会、那覇市教育委員会、豊見城市教育委員会、久米島町教育委員会、石垣市教育委員会、座間味村教育委員会、浦添市教育委員会、ラムサールセンター、日本湿地連合
- 協賛:オキコパン株式会社、沖縄コカ・コーラボトリング株式会社、森永乳業株式会社
会議の実施状況
2日間にわたって開催された会議では、子どもたちの主体性を大切にし、子どもたちが自由に考え、行動できるように進行しました。今回の会議では「交流」が目的の一つであり、その中で子どもたち自身が、議論した内容を大会宣言として全体でまとめるというのが最終的な今回の会議のゴールでした。
初日は日程の都合上、夕方からのスタートとなりました。最初に子どもたちの顔合わせと、会期中行動を共にするグループを決めた後、センター前の芝生にて参加者全員で夕食をとりました。その後夜の交流会に移りましたが、今回は初の試みとして「夜の木道探検」を行いました。夜歩くことで、日中はなかなか見ることのできない夜行性のカニなどの様子を観察しました。
2日目は、宿泊先のホテルからセンターまでの漫湖沿いを、朝の散策をしながら観察しました。センターについてからは、この日に合わせて設置したラムサール条約登録湿地の看板の除幕式を行い、その後、本番のこども環境会議に入りました。会議ではまず、各湿地で取り組んでいる自分たちの活動報告をお互いに発表し合い、意見交換を行いました。その後グループに分かれての議論やフィールドワークを通して、子どもたちは全体で一つの大会宣言を作り上げました。フィールドワークの時はあいにくの雨で、当初予定したコースを回ることができず、急遽木道での観察に変更になりましたが、それでも子どもたちは夜見た時の木道の様子や、見られる生きものたちの違いに興味津々でした。
今回集まった子どもたちは、これらの活動を通して互いに交流を深め、各湿地に同じ目的意識を持って活動している仲間がいるということに気づくことができたと思います。会議終盤ファシリテーターと子どもたちの間で交わされる意見の内容は、周りで見ている大人たちも色々と考えさせられる内容ばかりでした。そうして子どもたちの手で作り上げた今会議の大会宣言です。
第1回沖縄県内こども環境会議大会宣言
命が集まるぼくらの湿地(たから)をみんなの力で守ろうよ! 自然の声に聞き耳をたててみよう 「信じてるよ、ぼくらのすみか守ってくれるって…」