がたわらば~干潟の体験塾はじまります‼

この度、漫湖水鳥・湿地センターでは、小学4年生~6年生を対象として、主に漫湖干潟での自然体験を柱にした人材育成事業「がたわらば~干潟の体験塾」を実施します。

「がたわらば~干潟の体験塾」は、干潟を中心にした環境保全や生物多様性等のテーマと個人の主体的な行動を結びつけるための、年間を通した実践形式のプログラムです。年間で6回予定しているプログラムでは、干潟環境を正しく理解するための講義やフィールドワークを組み合わせ、参加者が干潟に対して様々な角度から理解できるよう工夫します。

■目的と内容:
・“干潟を遊ぶ・干潟を学ぶ・干潟を守る”を合言葉に、都市の中に残された貴重な漫湖の干潟で、泥やマングローブ、底生生物等に直接触れる機会をつくり、干潟やマングローブ、そこに暮らす生物に対する理解を深め、愛着心を育みます。
・専門家と子どもたちの会話を通して、身近な環境に関する知識や、野外での観察の方法などを学びます。
・子供たち同士が話し合い、継続して漫湖の環境をモニタリングする力を身につけます。

■実施期間
2020年8月上旬~2021年2月上旬 ※詳細は、下記の「活動日程」をご覧ください。

■場所
漫湖水鳥・湿地センター、漫湖周辺

■募集人数
10名

■対象
小学4年生~小学6年生
※原則として、すべての活動に参加できる人
※干潟や生物について関心のある人、学びたい人

■募集期間
2020年7月3日(金)~2020年7月31日(金)※申し込みが多い場合は抽選となります。

■参加費
1,000円 ※全6回分の保険料、資料や材料代など

■講師
土屋 誠先生(琉球大学名誉教授)

■チラシ・お申込み用紙:コチラをクリック(PDF_3.2MB JPEG0.9MB

■活動日程
第1回「干潟と水の中で生きる木」
日時:2020年8月9日(日)14:00~17:00
内容:干潟と木道を歩きながら漫湖の不思議をみんなで探します。潮の満ち引きについて学ぶほか、漫湖で見られる3種類のマングローブの花などを観察し、マングローブのもつ特徴や見分ける時のポイントについて学びます。

第2回「シオマネキのダンス」
日時:2020年8月30日(日)10:00~13:00
内容:漫湖で見られるシオマネキの仲間をじっくり観察し、カニの体のつくりや、大きなハサミの役割と食事の方法などについて学びます。漫湖で見られるその他のカニについても学びます。

第3回「漫湖まーい」
日時:2020年9月26日(土)10:00~13:00
内容:国場川と饒波川を眺めながらとよみ大橋とはりゅう橋を散歩します。橋の上から干潟とマングローブを観察し、江戸時代から今日までの漫湖の変化について解説します。また、漫湖の一年を記録する方法についても学びます。

第4回「生き物たちでにぎわう漫湖」
日時:2020年10月18日(日)13:00~16:00
内容:漫湖で見られるトントンミーなどの魚の仲間、シギ・チドリ類やサギ類などの水鳥たち、そして、ヒルギシジミ、オキシジミ、ウズラタマキビなどの貝の仲間のくらしについて学び、干潟の生物多様性について考えます。

第5回「干潟やマングローブからの贈り物」
日時:2020年11月8日(日)10:00~12:00
内容:自然の恵み(生態系サービス)をキーワードに、私たちが干潟やマングローブからどんな贈り物を受け取っているのかについて考えます。また、気候変動とマングローブの関係や川の水質などについても解説します。

第6回「日本と世界の干潟」
日時:2021年2月6日(土)10:00~12:00
内容:日本と世界の干潟、世界のマングローブについて学んだあと、自然への恩返しをキーワードに今後の漫湖との付き合い方について考えます。最後に、これまで学んできたことをみんなで発表し卒業式を行います。

■主催
漫湖水鳥・湿地センター管理運営協議会